三角定規の真ん中に穴が開いてるのはなぜでしょう?
今まであまり気にしていませんでした
大人になると使う機会もめっきり減った事で特に考えたこともない人も多いと思います。
この穴が開いているのには大きな意味があります。
穴に鉛筆を突っ込んでクルクル回すためじゃありませんよ!
目次
その① 空気を抜くため
線を引く時に定規と紙の間に空気が入り込んで定規が浮いてしまいます。
そうすると線をまっすぐに引きづらくなってしまいます
なので、真ん中に穴がある事空気が抜けて紙と密着して線が引きやすくなります。
紙と密着していても、この穴に指をひっかければ簡単にとれますね
その② 変形を防ぐため
定規の素材はたいていがプラスチックです
夏には暑さで伸び、冬には寒さで縮みやすくなります。
この穴が開いていることで熱による伸縮を調整し、正確な長さを測ることができるようになります。
ちなみにこの穴で多いのが丸型ですね
三角形の穴もありますが、四角形は見たことがないのではないでしょうか?
この形にも理由があり、強度を保つためです
四角形は角からひび割れが発生しやすい形なのです
円形は角がありませんし、三角形も強度が均等に保たれやすい形なのです
その③ 摩擦を減らす
三角定規はどうしても面積が多くなってしまいます
線を引く時に紙の上でスライドさせますが、面積が多いほど動かしづらくなります。
中に穴が開開いていることで抵抗が減り定規が動かしやすくなります
いかがでしたか?
何気なくみていた三角定規の穴
これにはちゃんとした理由があったんですね
ちなみに三角定規を英語で言うと
「set squares」というそうです
「 squares 」って正方形という意味かと思ってましたが「直角の」という意味もあるようです
さらに
二等辺三角形は「isosceles triangle」
直角三角形は「right triangle」らしいです
まぁどちらも使う機会はなさそうですが・・・
CHECK!