今日の豆知識は「最強の毒」についてです。
強い毒と聞くと、何を思い浮かべますか?
コブラの毒
カエルの毒
サリンとか青酸カリなどの化合物
などいろいろな毒が思いだされると思います。
もちろんそれらは物凄く強い毒素ですが、
地球上で最強の毒といえば
ボツリヌス菌
だといわれています。
ちなみに「ボツリヌス」とはラテン語で「腸詰め」を意味する「ボトゥリヌス」に由来し、19世紀のヨーロッパで、ソーセージやハムを食べた人の間で起きた食中毒から付いた名前です。
さて、そのボツリヌス菌の致死量ですが
なんと
体重70Kgの人に対して、0.7-0.9 μg (0.0000007g - 0.0000009g )
1gあれば、約100万人の致死量に相当します。
500gもあれば全世界の致死量に相当するといわれています。
ちなみに青酸カリは経口投与で5人/gです。
ものすごい強い毒ですよね
ボツリヌス菌は、酸素があると増えることのできない偏性嫌気性菌で、土壌中や河川、動物の腸管など自然界に広く生息します。
缶詰、瓶詰、真空パック食品、レトルト類似食品 などで確認されているようです。
そんな強力な毒の「ボツリヌス菌」ですが、
医療にも使われています。
非常に薄くしたボツリヌス菌を注射する
「ボトックス注射」
眼瞼・顔面痙攣などの治療 や
しわ治療などに用いられ、神経付近に注射してあえて神経をマヒさせます。
けろパパも右目のまぶたが痙攣するので、
このボトックス注射をした経験があります。
本日の雑学・トリビアでした。
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