
鎌倉の大仏といえばほとんどの人が知っていますよね
高さ約11メートル
その姿は圧巻です
さてこの鎌倉の大仏の重さはどのくらいなのでしょうか?
そして、その重さはどうやって量ったのでしょう?
鎌倉の大仏の重さは?
鎌倉の大仏は
「吾妻鏡(あづまかがみ)」という歴史書によると、1238年に現在の大仏の所在地である深沢の地で建立が始まったとされています。
その5年後の1243年に開眼供養が行われたという記述があります。
その時は木造であったらしいのですが、すぐに銅造にて建てられています
その銅造の建立が始まったのが1252年、完成はいつなのかはっきりとは分かりません。
なぜ木造から銅造になったのかは2つの説があるようで、
一つは、木造大仏は銅造大仏の原型だったとする説と
木造大仏が台風で倒壊し、代わりに銅造大仏が造られたとする説です
わざわざ木製で造って、銅造にする必要もないので後者の説が定説になってます。
ちなみにこの銅は、最近の研究によって中国銭が使用されたのではないかといわれています。
この鎌倉の大仏
大きさ・重さはどのくらいでしょう?

高さは11.39メートル(台座を含めると高さ13.35メートル)
面長2.35メートル・眼長1メートル・耳長1.9メートル
気になる螺髪(らほつ)の数は656個です
螺とは巻貝という意味です
そして重さは121トン
高さ・長さは簡単にはかれますが重さはどうやってはかったのでしょう?
体積が分かったとしても、厚みはまちまちなので正確な重さは分かりません
答えは
「実際に秤(はかり)の上に乗せた」が正解です
1959年から1961年にかけて、地震に耐えられるように補強工事が行われました。
その時に正確な大仏の重量を図る必要がありましたが、その方法が見つかりません
ならばと
実際に秤で量ることになりました
大仏をジャッキアップして、その下に秤をすべりこませてその上に乗っていただきました。
3回測定してその平均を出したようです
その結果重量は121トンになったという事です
大きな大仏といえば奈良の大仏もありますが

こちらは高さ14.98メートルと鎌倉の大仏より3メートル以上も大きいです
重さは約250トン
こちらは実際に秤にのって量ってはいません
最初の建立は752年海岸供養が行われ、1180年と1567年に2回焼失しています
CHECK!