よく耳にすることわざで
「弘法も筆の誤り」というのがありますが
弘法大師はいったい何を誤ったのでしょうか?
弘法も筆の誤り
「弘法も筆の誤り」ということわざがあります
いろいろ調べてみると
「弘法にも筆の誤り」という表記もあります。
自分は「弘法も筆の誤り」で覚えていたのでこちらの方がしっくりきますが、
「にも」でも「も」でもどちらでもいいようですね
意味としては
弘法大師のような名人や達人でも失敗があることの例えですね
ちなみに弘法大師(こうぼうだいし)とは
超お偉い僧の「空海」のことですね
空海(774年ー835年4月22日)は平安時代初期の僧で
「真言宗」の開祖ですね
歴史で習いましたが、いろいろな僧が出てきて
~宗だったかよく混同した記憶があります。
さて本題
弘法大師はいったい何を間違えたのでしょうか?
嵯峨天皇からの命をうけて、平安京の應天門(おうてんもん・応天門ともかく)の額を書くことになりました。
その際に 「應 」の一番上の点を書き忘れてしまったそうです
「まだれ」の一番上の点ですね
それに気づいた空海は、掲げられた額を降ろさずに筆を投げつけて書き直したといわれています。
こういった事から
たとえ名人や達人であっても、間違いはあるものという意味になっていますが、
別の見方では
「さすが弘法大師、書き直し方さえも常人とは違う」というほめ言葉の意味も含まれているようです。
他にも弘法大師の有名なことわざで
「弘法筆を選ばず」というのがあります
文字を書くのが上手な人は、筆の良し悪しは問わないという意味ですね
さらに
「護摩の灰(ごまのはい」ということわざも弘法大師からです
旅人の懐を狙う盗っ人全般を指すことばですが、
これも、「弘法大師が焚いた護摩の灰」と称する灰を、ご利益があるといって売りつける旅の詐欺師からきています。
こんなにことわざになる弘法大師
やはりすごいお方ですね
CHECK!