本日の豆知識は「杜氏」ネタです。
日本酒を作る人を「杜氏」といいますが、なぜ納豆を食べないのでしょう?
日本酒は、米を麹菌で糖に変え、そこに酵母を加えて発酵させるという複雑な手法で造られています。
江戸時代から、地方の農村で「杜氏」という職人集団が結成され、冬の間日本酒の生産地へ出稼ぎに行って、日本酒造りをしてきました。
さて、その杜氏ですが、お酒を造っている間に絶対に口にしないものがあります。
はい、タイトルにもありますが「納豆」です。
日本酒造りは麹菌や酵母菌が必要ですが、菌はかなり小さく、繊細なために、他の菌が入らないように気を付けなくてはなりません。
納豆にも「納豆菌」という菌がついていますが、この納豆菌はとても強く繁殖力もものすごいです。
納豆菌は他の菌よりも分裂が早く、約30分ごとに倍増し、16時間で1個から40億個にまで増えるといいます 。
そんな納豆菌を持ったまま、繊細な現場に入ったら、納豆菌が悪さをしてお酒ができなくなったり、味が変わってしまいます。
同様の理由でチーズを作るときも納豆はNGですね。
「銀の匙」というマンガでも、同様のエピソードがありました。
銀の匙 Silver Spoon(1) (少年サンデーコミックス)
納豆菌恐るべし!
本日の雑学・トリビアでした。
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