あれからまもなく11年が経過しようとしています。
2011年3月18日に撮影した画像と動画がありますので公開したいと思います
災害はいつやってくるかわかりません
今一度みていただき防災の備えをしていただければと思います
目次
我が家
私の家も津波により住めなくなりました。
家は流されずに残りましたが、床上1.2mの浸水により1階のものはほとんどが使用不能になりました。
また
築年数も古かったため、2階が傾き住むことはできなくなり取り壊すことになりました。
なんでもなかった日常が一瞬にして無くなりました
大量のがれきと草そして泥により、片付けるだけでも相当の時間を要しました。
それでも我が家はまだ残っただけ良かったと思います
家も無くなり家族も亡くした方も大勢おります。
2011年3月18日と現在の比較写真
今回当時の写真を見ていたら、現在の同じ場所との比較写真をとりたくなり行ってきました
多賀城市付近
仙台港付近
仙台市東部道路付近
仙台市荒浜付近
仙台市荒浜
荒浜海岸
海だけは何も変わっておりません
当時この海岸を見た時に、あれだけの津波があったのになんて穏やかな海なんだろうと思いました
その時以来約11年ぶりに荒浜海岸にきました
現在の荒浜地区
仙台市で被害の大きかった荒浜地区ですが
当時740世帯 2000人が住んでいました
そのほとんどの家は流されてしまいました
ここに家がたくさんあったとはとても思えないほど何も無くなりました
そしてこの写真に写っているのが
仙台市立荒浜小学校です
現在は
震災遺構として保存されています
開館時間は 9:30~16:00
休館日は 月曜日及び第4木曜日そして年末年始です
この荒浜小学校は2016年に閉校になりました
中を見学してみます
津波の直撃を受けて歪んでしまった鉄柵です
中に入ると教室があります
2階にいくと
2階の壁にハッキリと津波の跡が残っています
天井には
津波の波しぶきの跡も残ってます
屋上に行ってみます
この荒浜小学校の屋上に避難してきた人は約320人
全員が救助され無事でした
ですが
避難できなかった180人は亡くなってしまいました
こちらは海岸そばにあるT字路です
当時こちらにはバスのロータリーがあり
そしてお店がありました
海水浴シーズンにはたくさんの人で賑わっていました
よくアイスとかジュースを買ってました
このお店は海岸から一番近位置にありましたが、木造ではなかったので建物は残りました
道路を挟んで反対側は
こちらも震災遺構として住宅の基礎などがそのまま保存されています
現在は
このようにそのまま保存されています
もしこちらに来ることがあれば是非立ち寄って、津波の恐ろしさを感じていただきたいと思います
震災はいつやってくるかわかりません
津波の警報が出たら興味本位で見にいこうとか
大丈夫だろうとかは絶対に思わずに、すぐに避難してください
2011年3月18日に撮影した動画もあります。
多賀城市から仙台市にかけて車内から撮影したものです
動画の中にブルーシートに包まれているご遺体が一瞬映ります
不謹慎かと思いましたが、津波の怖さを知っていただきたくあえて残しました
動画はYouTubeにて公開しております
良かったら見てみてください